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映画感想

映画「7つの会議」元メーカーサラリーマンが見たネタバレあり感想・あらすじ

池井戸潤さん原作のドラマや映画が毎年のように公開されていますね。

かくいう私も、半沢直樹や下町ロケットなどいくつかの作品を楽しんで見ていました。

サラリーマンや中小企業にスポットを当てて、大企業や権力者に立ち向かう弱者を描かせたらピカイチ!という感じですね。

そして、今公開されている映画「7つの会議」はミステリー要素が多そうな作品だなと思って気になっていました。

先日、ちょうど時間ができたので見てきました。

ちょうど今回の設定となっているのが、中堅メーカーのサラリーマンということで私も以前メーカーに勤めていたことがあります。

色々と思うところがありましたのであらすじと感想をまとめてみました。

映画「7つの会議」のあらすじ ネタバレあり

舞台は大手メーカーの関連子会社である中堅メーカー。

今回の作品の主役は野村萬斎演じる八角民生、であるはずだが物語を進めていくのは実際には及川光博演じる原島万二と朝倉あき演じる浜本優衣。

全体のストーリーとしては、企業のリコール隠し。

というか、そもそもがコスト削減のために基準値以下の部品を下請けメーカーに作らせ、大量受注を受けて売上げを上げる中堅メーカー。

その経営体質を作ったのが、親会社である大手メーカーだったというストーリー。

映画「7つの会議」良かった点

ミステリーというか、事件ものとしてのストーリーは面白かったと思います。

純粋に娯楽映画作品として、何も考えずに2時間をお金払って消費する作品としての楽しさはありました。

良くも悪くもそれ以上でも以下でもなかったですね。

映画「7つの会議」残念だった点

  • 出演者が内輪すぎる
  • 過剰な悪者演出
  • ありえないメーカーの社内環境
  • 良くも悪くも野村萬斎

出演者が内輪すぎる

主役の野村萬斎さんは別として、香川照之、市川談春、片岡愛之助、北大路欣也、土屋太鳳などよく見る顔が多かったため、またかというキャストありきのような印象を受けてしまいましたね。

下請けメーカーの社長の娘?に、土屋太鳳が出ているのですがドラマ下町ロケットでも佃製作所の娘役でしたし、この役土屋太鳳の必要性ある???と思ってしまいました。

立場の弱い下請け中小企業に、清純派で好感度の高い女優ということで土屋太鳳なのでしょうが、さすがにもうお腹いっぱいな感じですね。

過剰な悪者演出

最終的には、親会社の常務である梨田元就(鹿賀丈史)が作った不正・隠蔽体質だと言って責任をなすりつけているようにもみられます。

梨田元就(鹿賀丈史)の悪人ぶり

東京建電社長である宮野和宏(橋爪功)はただの我がまま

親会社である徳山郁夫(北大路欣也)は利益主義の隠蔽支持

顔圧要員の香川照之・・・・

ありえないメーカーの社内環境

映画「7つの会議」をみて思ったのが、リアリティのなさ。

会社員、特にメーカーや一般的な企業に勤めたことがない人たちが一生懸命、勧善懲悪な映画を作ろうとして作り上げたんだろうなと感じさせられた。

会社の誰が通るかもわからない廊下で、トップシークレットレベルの話をデカい声で喋る。

社内不倫のことを休憩所で喋る。

社内無人販売のドーナツ泥棒を見つける方法が、水曜日に監視。(盗まれるのが毎週水曜日だったため)

など、、、、

原島課長と浜本さんは仕事してるの?と思えるほど暇w

結局ダメ社員

最終的には、企業の不正と隠蔽を主人公である八角民生が世間に暴露する。

しかし、今回の事件までは20年間ただのグータラ社員。

最後の2ヶ月だけ、不正と隠蔽を暴くということになって急に正義感出してきてるが、20年間まともに働いていなかったことになんかすっきりせず。

本当に営業能力があるなら、転職してまともな会社で真っ当な営業方法で成績を上げていくだろうと思ってしまった。

良くも悪くも野村萬斎

やっぱり、野村萬斎さんの動きやしゃべり、笑い方がサラリーマンには見えないw

確かに、傍若無人なグータラ社員をうまく演じていたとは思うが、要所要所の姿勢や仕草が狂言に見えてしまう。

時代劇などではそれがまた現代とはかけ離れた人物に見せて良いと思うのだが、スーツ姿の中堅サラリーマンには見えなかった。

映画「7つの会議」全体の感想

メッセージ性も強いし、言いたいことや伝えたいことはよくわかる。

しかし、それって結局この映画を見るであろう一般大衆ではなく、企業の経営者側の問題であるということで矛盾していることに気づかなかったのだろうか。

結局、この映画を見た中堅メーカーのサラリーマンは、大げさに作られた悪者経営者の自分勝手な意見に振り回されて損をするという結果に満足するであろうか?

クレーム内容の情報が営業や他部署に回ってこない。

 

製造部上がりの社長が、品質重視ではなくコスト重視である。普通は逆であろう。

現場を知らない、文系営業上がりの経営者がコストカットを理由に品質に妥協するならわかる。

しかし、現場でモノ作りにこだわっている製造の人間が、どうせバレないだろうと自分たちがプライドを持って作る製品の品質をコストのために妥協するとは考えにくい。

日本のメーカーに対する侮辱とも捉えられかねないストーリーだなと思った。

そういう意味では、メーカーの人間ほど見ない方が良いかなと。。。。

一般の人たちは、これを見てメーカーってこうやって不正するんだとも捉えるかもしれないですしね。

確かに、三菱自動車や日産、スバル、神戸製鋼などでも不正データ使用などが問題になっているが・・・

最終的に、八角民生(野村萬斎)がエンドロールで内部告発の終わりに語っている。

「不正は絶対になくならない」

しかし、この映画「7つの会議」では大企業の問題をごちゃ混ぜにしすぎていて、結局何がどう悪いの?経営者が悪いんじゃない?と捉えられてしまうように感じられました。

パワハラ、残業代未払い、不正データ使用、下請けメーカーへの圧力などなど

正義感たっぷりに、不正はイカン!と言いたいだけの映画なのだな。という感想でした。