ラグビー

弱小ラグビー部を強いチームにする 第2章 出会いとやる気

大学のラグビー部で予想外の歓迎

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高校生活を終え、憧れのキャンパスライフを送るはずでしたが、
早速、面食らいました。

入学して最初の登校日。
ドキドキしながら、学校へ向かう。

学校に近づくにつれて、ワイワイガヤガヤとした賑やかな雰囲気が
音を通して伝わってきた。

徐々に学校の正門が視界に入ってくる。
門の近くには、各部のユニフォームを着た大学生が新入生を迎え入れていた。

柔道、アメフト、サッカー、テニス

この大学はスポーツ推薦という制度がなく、
各部は入学してきた生徒たちを勧誘するしかないのです。

ガイダンスを受けるために、
まずは自分の学生番号が貼り出されている掲示板へと向かう。

新入生全員の名前と学生番号が、
ずらぁっ〜っと貼り出されている掲示板を目にして

自分の学生番号を送られてきたハガキで確認しながら探していく。

もっと後ろかな?

っと思った瞬間、

「ゴマ君だよね?」っといきなり背後から声を掛けられた。

 

え?誰だ?w

この大学に知り合いなんているはずない。

なんせ、縁もゆかりもない地方の大学。

同じ高校の人間もいるわけがない。

振り返ると、ラグビージャージを着た
優しそうな笑顔が印象的な人が立っていた。

不意を突かれ、焦る。

「えっ、あ、はい。そうですが」

っとなんとか返事をする。

「良かった。学生番号探してるんだよね?手伝うよ!」っと

手には何かをコピーしたプリントを持っている。

顔写真がたくさん並んでおり、
その中の一つの顔に黄色い蛍光ペンで丸がつけられている。

それが私の写真だったのです。

 

よくよく見ると、ラグビーマガジンという雑誌のコピーだったのです。

当時は、全国大会へ出場すると選手名鑑のような名簿があり、
部員の大学の進路先が載っていたのです。

それでOBが見つけて、部員にコピーを配り
待ち構えていたようですw

 

スポーツ推薦もないような大学に、全国大会出場選手が来ることなんて
今までなかったんですってw

 

その先輩がとても優しく、たまたま同じ学部だったということで
授業の取り方や美味しいご飯屋さんまで色々と教えてくださいました。

弱小ラグビー部と強豪アメフト部

その噂は運動部の中でも流れていたらしく、
ラグビー部と部員の確保で競合の立場にあるアメフト部の耳にも入っていたようでした。

ただ、そんな中でも部活同士の暗黙の了解があり、無理な新入生の囲い込みは
禁じられていました。

一番最初に声を掛けてくれたのがラグビー部だったので、優先交渉権を
持っているのがラグビー部だったのですw

新入生は入学してからしばらくはもうお客様状態です。

各部活の先輩達のもてなしで、至れり尽くせりなのです。

飲み会やコンパ、ご飯など
時間を与えると他の部活に奪われてしまうので、できるだけ面倒を見る。

そんな素晴らしい風習がありましたw

かくいう私も、ラグビー部とアメフト部から熱烈なラブコールを受け、
担当の先輩がつくことに。

授業の予定を全て把握され、学校へ行くと授業以外は先輩達に捕まるw

正直、大学でラグビーをやることは全然考えていませんでした。
かといって、他の部活に入ろうかどうかも考えていなかったのです。

ただ、どちらの部活の練習にも顔を出してみました。

実は、この二つの部活は結構対照的で、
ラグビー部は地方リーグの3部。
アメフト部は地方リーグの1部でベスト3。

まぁ、部活がある学校の数も違うんですが、アメフト部はリーグ優勝を狙っていました。

アメリカの映画やドラマでよく見るような、部活のジャンパーをいつも着てて
ノリもちょっと軽いイケイケな感じw

それに対してラグビー部は、ちょっとオタク系の集まりっぽい真面目な感じでした。

練習や試合を見ても、全くダメでしたね。。。。

陸上部よりもトラックを走っていたというラグビー部みんな細くて
技術、戦術は全くなっていませんでした。

スポーツ推薦もないような学校なので、当然監督も雇えません。

当時はOBがボランティアで指導しに来ていました。

そのOBの方の方針が体力が基礎ということで、
しっかりと走り込みをしていたのですが、走り込みが大っ嫌いな私は

練習キツそうなのに弱いって嫌だ。

という理由もあり結局ラグビー部には入部しませんでした。

 

それに比べて、アメフトはリーグ優勝を目指せる部活。

何と言っても、強いのは魅力的でした。

ただ、アメフトの方も練習に参加してみたんですが、
アメフト部のアメリカンなノリに合わず、あまり面白いとは感じず。

今考えれば、アメフトも面白そうなんですけどね。

やはり、ラグビーの面白さを知っていたので、
やるならラグビーだけど、部活ではやりたくない。

ということで、アメフト部にも入りませんでした。

治療とバイトと勉強

当時、持病があったというのもあり、
治療をしたいと思っていたので、治療に専念しようと決めました。

さらに、大学のシステムがよくわからず
要領も悪くて前期の単位を半分ほど落としてしまいます。。。

大学は勉強楽って言ってたのに、全然簡単ちゃうやんけ!!!!!

と焦って、真剣に授業に取り組むようになりましたw

 

大学生ならアルバイトでしょ!

という意味不明の固定観念からw
近所の大きいスーパーの生活用品店でバイトも始めました。

安定と退屈なキャンパスライフ

学校とアルバイト。

どちらでも友達ができて、学校、バイト、遊びと
自由を謳歌していました。

しかし、生活に張りはありませんでした。

一時はウイニングイレブンにハマり、指にタコができるほどやり込んでいましたw

そのせいで、当時はかなり選手に詳しくなりましたね。

ACミランやレアル・マドリードが強くて、
ルイコスタ、シェフチェンコ、ロベルト・カルロスやジダンなどなど

ラグビーしてない分、テレビゲームで運動してましたw

大学の授業でも単位が取れるようになり、
学校、バイト、ゲームとかなりダラけた生活を満喫してました。

そんな感じでダラダラと1年を過ごしました。

ラグビー部への誘惑

ラグビー部

生活に張りがなく、やはりラグビーもやりたいなという欲が出てきて
たまに学校で見かけるグラウンドでは、ラグビー部が走っていましたw

試合があると聞けば、週末に覗きに行ったりもしてました。

あぁ〜。

やっぱり弱いなと確認して帰るw

学校以外でラグビーできるところないのかなぁと色々と調べてみると、
ラグビーの社会人のクラブチームがあることを知りました。

あるクラブチームの存在を知り、そこは有名大学出身や社会人ラグビー経験者などがいて、
レベルもそこそこ高かったのです。

練習は週に1回、平日の夜8時から。

見学に行くと、まぁ社会人なので4、5人とかw

人数は集まらないけど、試合の時は人が集まる。そんな感じでした。

 

たまたま同じような境遇で、隣の大学の2歳年上の大学生もいました。

その人も高校時代は全国大会へ出場し、大学の部活には入らずにクラブチームに来たということで仲良くなり、練習に行くときも車に乗せてもらったりしていました。

結果的に1シーズンしかいなかったんですが、
大人と一緒にラグビーやるという経験が面白くて行ってました。

練習や試合が終わると、みんなで飲みに行ってみたいなw

 

リーグ戦でもそこそこ強かったので、大学よりはマシかなと楽しんでました。

ただ、クラブチームは平均年齢が高くてとにかく体力がない。。。

走れるチームが強いんですよ。

それに、好きなポジションができないという難点がありました。

若いと、権限がないんですよねw

 

そして、大学2年の終わり。

同学年でラグビー部に入った友人から、とある話を聞きます。

 

「今年のリーグ戦で負けが続いてしまって、途中でコーチが辞めてしまった。」

その話を聞いて、沸々と湧き上がってきました。

 

続きます。